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2017/09/17-23上海蘇州研修旅行について(1日目)

セントレア搭乗口待合にて記念撮影

2017/09/17-23の上海蘇州研修旅行についての簡単な記録をまとめます。
 
参加者は人文学部6名+農学部1名(1年生3名、2年生4名)、引率教員として私伊藤と非常勤講師の李先生2名が同行し、全部で9名。学生は全員初の中国渡航です。
8月事前説明会の段階で中部国際空港セントレア・国際線出発ロビーにある東方国際航空カウンター付近で朝08:00集合と打ち合わせをし、9/17当日は5分早い07:55に学生7名+教員2名全員集合できました。定刻より数分早い10:25に飛行機が離陸、13:35上海浦東国際空港に到着。
上海市中心部への移動前に、窓口で上海・蘇州両方で使えるタイプの公共交通カードを各自購入してもらうミッションを設定していました。しかし筆者が手本となるべく窓口で尋ねたところ、蘇州でも使えるカードは“没有!(ないです)”という窓口職員のあっさりした中国式回答。仕方ないので上海のみのカードを100元チャージで購入。その後に学生一人一人、また交通カード利用は初めてだという李先生も同様に購入しました。

まずは空港のリニア駅に入り、中国の駅独特である“安检”=荷物のセキュリティチェックとリニア駅ホーム入り待機してから乗車し、龙阳路駅まで移動。そこから地下鉄に乗り換え宿泊先ホテル最寄りの四平路駅に向かいました。交通カードがあるのでいちいち地下鉄切符を買う必要はありませんが、再びの駅改札入り口“安检”と昼下がりでも続く車内ラッシュを経て、15:00過ぎ宿泊先ホテルに到着しチェックイン。荷物を整理し17:00過ぎに全員でホテルを出発、地下鉄で水城路駅へ。この頃になると学生皆駅改札“安检”にも慣れて、手際よく手荷物をX線検査装置コンベアに乗せていきます。

上:"变脸"舞台 下:信大同窓会上海支部の皆さんとの記念撮影

“川菜”=四川料理のレストラン・巴国布衣で待ち合わせとのことですが、水城路駅改札を出ると“星空广场”なる目立つ表示。とりあえず表示の方向に歩いてエスカレーターを上ると、そこはフードコートのあるファッションビルの中でした。よく分からないので一旦ファッションビルを出て、近くにいた地元の人に李先生が尋ねてみると巴国布衣はこのビルの中にあるよとの答。“星空广场”とはファッションビルの名称でした。
3階にある巴国布衣に入ると、信州大学同窓会上海支部予約の個室がありました。当夜は信大繊維学部と人文科学研究科の出身である卒業生の方々5名との会食です。「上海で仕事をするには気合が必要!」との先輩のアドバイスの下、皆一通り中国語で自己紹介をして、本格的“川菜”体験となりました。乾杯のスタイルから会食料理オーダー等々の文化の違いについても、同窓会卒業生の方々から実体験を交えて学生たちに説明していただきました。食事が一段落して落ち着くと、“川剧”=四川伝統劇の一技巧として知られる“变脸”の時間です。“变脸”を題材にした中国映画も知られており、日本語では「変面」と表記されることもあります(後掲リンク参照)。舞踊とともに精巧な薄い“脸谱”=隈取マスクを速替えするパフォーマンスで、この日は上海の他のいくつかのレストランを巡って、巴国布衣(星空广场店)にやってくるとのこと。
理系卒業生の方からは、日本から来た技術者の接待で“变脸”鑑賞をセッティングしたところ、観る前は「仕組みは見ればすぐに分かるさ」と豪語していた人が実際目の前で観て演者に顔を直接触らせてもらっても「仕組みが全然分からない」と感想を漏らしたというエピソードを紹介され、学生たちは大いに期待。いよいよ始まるよということで個室を出て店内の小さな舞台近くに立ち、鑑賞と相成りました。演者との距離が近く、また事前の説明通り演技中舞台から下りてきて最前列の人に直接“脸谱”を触らせてくれるサービスもあり、店中大盛り上がりでした。パフォーマンスも終了し食事も終わって、最後に店内舞台で信大同窓会上海支部として記念撮影をして21:00過ぎにお開き。

地下鉄で四平路駅に戻る途中、夜もなお続く上海地下鉄のラッシュによりS君一人が車内に乗り損ねてしまい、次の地下鉄で移動となるハプニングがありましたが、予めアカウント登録していた微信Wechatで連絡を取り合いつつ、無事ホテルに帰ることができました。

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