お知らせ・報告

20170710中国語サロン キティちゃんとアルクマ

左:雪の宿とコラボするキティ師匠 右:長野県PRキャラクター「アルクマ」(オフィシャルサイトから画像をお借りしました)

この日の中国語サロンは、学生、院生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で8人参加でした。
(この前回2017年7月3日7人参加で中国語サロンを開催しましたが、筆者が当日所用で不在だったため記録はありません)

画像左はネイティブの非常勤講師L先生が持参した「雪の宿」で、そのパッケージに仕事を選ばないとネット界隈で定評のあるキティ師匠もといキティちゃんが印刷されていて少し話題になりました。中国人院生Lさんにキティちゃんが日本のものか知っていたかと軽く話を振ったら「えー知らなかったです」という答。キティちゃん自体は中国でも有名ですが、ディズニーキャラクターのような西洋のデザインだと思い込んでいたとのことです。そこからいわゆる「ゆるキャラ」話になり、手持ちのちらしにたまたまあった「アルクマ」も話題になりました。長野県ではそこかしこで目にすることが多いPRキャラクターですが、この日参加していた中国人院生LさんJさんZ君たちの目からすると揃って“丑萌”だとのこと。“萌”は日本語の「萌え」ですが、“丑”は“醜”の簡体字ですから「醜い、不細工」という意味、つまり“丑萌”は「不細工萌え」ということになります。日本人の私から見ればアルクマは普通に十分可愛いと思うのですが、中国人の彼らにとっては「動物の姿をしているのに、緑色なのはおかしい」という感覚があるようです。アルクマが緑色なのは長野県の自然をイメージしてのことだと推察されるので、やはり私の目線では特段おかしなこととも感じません。
考えてみれば日本の漫画アニメにおける日本人描写で、髪が黄色や赤や白に時にピンクに塗られたりなど、キャラクター造形におけるアニメ的色使いは現実世界から離れていたものであっても許容される面があり、そういった色使いの発想に私たち日本人が慣らされてしまっているのかもしれません。ゆるキャラの色一つとってみても、日本人と外国人とで受け入れ方に違いがあるのだろうと感じました。
「不細工萌え」と近い感覚に「キモカワ(気持ち悪い&可愛い)」がありますが、「キモカワ」でgoogle検索して出てきた画像をZさんたちに見てもらったところ、「これは気持ち悪いです」という反応。彼女たちにとっては「可愛い」要素が感じられないようで、個人にもよるかもしれませんが不細工萌え・キモカワの有り様もまた違うのでしょう。

◎中国語サロンは毎週月曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

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