お知らせ・報告

20170515中国語サロン お弁当の文化

左:この日のお茶=龙井茶/右:Hさん持参のお弁当(画像アップロード許可済み)

この日の中国語サロンは、学生、研究生、参加いただいているネイティブ非常勤講師の先生方等、全部で10人参加でした。

自宅から大学に通っているHさんがお弁当持参で参加してくれましたので、日本の家庭で作られたお弁当を目にする機会があまりないであろう中国人留学生Zさんにも紹介し食べる前に見てもらいました。様々な彩りのおかずを取り揃えて白いご飯にふりかけという日本では定番の形式ですが、中国人にはやはり珍しく映るようで「きれいきれい!」と感想を口にしていました。そこから中国のお昼ご飯の話になり、中国では日本のような「お弁当」はないということ(当分野ブログ「20161220中国語サロン」記事参照)、食堂や屋台で買って食べるのが一般的だとZさんが説明してくれました。高温多湿な日本では温かいままの食事はすぐカビが生えて駄目になってしまうので、態々冷ましてから詰めるお弁当形式があり、一方油脂を多く使う中国では冷めた食事は口にしにくいですから、屋台など温かい形で食するという、気候や食文化の違いを反映したものになっています。
日本の社会・文化の中ではごく当たり前に見えるものであっても、別の視点からはとても新鮮に映るということが実感できたひと時でした。

◎中国語サロンは毎週月曜昼休み(12:10~13:00)、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。

ページの先頭へもどる