お知らせ・報告

20161115中国語サロン キシリトールは何と言う?

この日の中国語サロンは市民開放授業受講者の方を含め9人参加となりました。   画像は3年生のO君が提供してくれた“高山金萱茶”、諏訪市で購入したということです。右画像が1回分の量を小分けにして密封している小袋で、日本茶ではこういう茶葉の梱包形式はありませんが、中国ではよく見かける形式です(日本茶葉協会による販売)。なお1回分の茶葉が直接入っており、ティーバッグ形式ではありません。 台湾烏龍茶の一品種ですが、開封した後の小袋を嗅いでみると、意外にもバタークッキーを連想させる濃厚な強い甘い香りがします。ネイティブのL先生にも香りを確かめてもらいましたが、確かに“甜味儿”だと感想を述べていました。烏龍茶というと苦くて渋いイメージがありますが、それとは全く逆の印象を持たせるお茶で、種類もいろいろだと感じさせられます。  

2枚目の画像はL先生のご主人が中国出張に出かけられたときのお土産“木糖醇包馅酥”。“木糖醇”って何だろうと調べたら「キシリトール」のことで、漢字だと片仮名で書くより随分と風情のある表現になるものです。“包馅酥”は「餡を包んだお菓子」ぐらいの意味であり、“酥”は油脂を小麦粉に練り込んで焼き上げたパイやクッキーのような、口に入れて噛みしめるとほろほろと崩れやすい食べ物を指します。この“木糖醇包馅酥”はピーナッツパウダーを加えているらしい、きめが粗めでざくざくした食感のクッキーでした。   “馅”は「餡」の意味ですが、中国語におけるその意味は日本語の「餡」よりバリエーションが広い感があります。日本語では甘い餡だと小豆餡、おかず系では餃子の中身である白菜+長葱+豚挽肉が一番の定番として多くの人の頭に浮かぶでしょうが、中国語の場合“馅”は漠然と「中身」を示すだけでそれほど決まったイメージはないと、ネイティブのC先生が仰っていました。水餃子でも日本と同じく白菜を中心としたものも多いですが、セロリも使うし、春菊も使う、ピーマンを細かく刻んで豚挽肉とで餃子にしたのも美味しいと、C先生が教えてくれました。但し玉葱は普通使わない、見たことがないということです なおこの“包馅酥”の“馅”は白っぽいねっとりしたもので、何の味かははっきり分かりませんでした。“花生”=ピーナッツは生地に入っていたようですが、加えて“芝麻”と説明にあるから胡麻だったのでしょうか? 少なくとも日本の小豆餡とは全く違うものを指すことができることが分かります。  

3年生のK君が中高時代水泳部だったということで水泳の話題になり、平泳ぎは“蛙泳”、バタフライは“蝶泳”、日本語では「泳ぐ」動詞で使う字ですが中国語では泳法を示す名詞になり、動詞は“游”を用いる勉強になりました。     ◎中国語サロンは毎週火曜昼休み、信大人文ホールの西側隅っこで開催しています。些細な質問でも中国語の宿題でも、中国語ネイティブの方に尋ねてみたいことがあればお気軽にどうぞ。  

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