4月の思い出（作品再展示）

昨秋、松本市美術館で開催した展覧会「コスチューム・イン・プレイ」（芸術コミュニケーション講座・松本市美術館共催　11月17－23日）で展示した西尾美也さんの作品≪Foot Soldiers≫が、去る４月４日、晴れて学内に登場。新入生歓迎イベントに参加しました。

 展覧会を一過性のイベントにせずに、モノと気持ちを循環させよう、という大きな目標をもって実行した再展示です。
松本で集めた古着でできた兵士たち（信州大学松本キャンパスは、かつては陸軍50連隊の拠点でした）が、パッチワークのテントの下、春風に揺れます。
新入生にとってはとっても昔の話。でも、松本で生活するうちに、その昔が少しずつ近くなる。
そんなとき、この風にたなびくカラフルな作品のことも思いだしてもらえるとうれしいです。

 今回は展示だけではなくて、古着のリサイクルも目標。着る人のいなくなった沢山の服を、新入生に届けます。  

展覧会を通して／越えてできること。「芸コミ」のしごとが広がったように感じました。