3. トラクタの安全な運転について
3.1 運転前の注意事項
乗用型トラクタの運転には、小型あるいは大型特殊自動車免許が必要です。
また、マニュアスプレッダ等をけん引する場合は、併せてけん引免許が必要です。
トラクタは機種により、その構造が異なりますが、出来れば安全フレームなどを装備した機種が望ましいです。
服装は、袖しまりのよい長袖の上着、裾しまりのよい長ズボンが適当です。また、ヘルメットを必ず着用し、靴は安全靴が適しています。
トラクタは、タイヤ、ブレーキ(左右別)、アクセルレバー、エンジン停止装置、変速など自動車と大きく違います。特に左右に分かれる分離ブレーキは注意が必要です。一般道を走行する場合は必ず左右のブレーキを連結して下さい。
運転前には、エンジンやオイルなどの仕業点検と併せ、周囲の状況、ミラー類、ブレーキ連結の有無、ハンドブレーキ、PTOレバー、エンジン停止方法などを確認します。