農学部が中国浙江省農業科学院と国際交流協定を締結
平成24年9月12日(水)、中国浙江省農業科学院(www.zaas.ac.cn)本部の会議室にて、信州大学農学部長の中村宗一郎教授と中国浙江省農業科学院副院長の孟智启教授が締結書に署名し、国際交流協定が締結されました。
本国際交流協定締結に際し、中村宗一郎教授と信州大学農学部の鏡味裕教授が 中国浙江省杭州市を訪問しました。本国際協定の締結によって、相互の国際共同研究の推進や、教職員及び学生・院生の交流の一層の進展が期待されます。
中国浙江省農業科学院は研究者870名を擁する研究機構で、16の研究所において農業のあらゆる分野を包括する研究を推進しています。これらの研究は基礎から現場での応用まで多岐に渡り、浙江省の農業発展の原動力になっています。
国際交流締結後は、同畜牧獣医研究所において研究現場を視察しました。
さらに、同日午後3時30分より同畜牧獣医研究所講堂において、信州大学農学部-中国浙江省農業科学院国際交流協定締結記念講演会が開催されました、中村宗一郎教授と鏡味裕教授がそれぞれ記念講演し、活発な研究討議が持たれ、成功裡に終了ました。
翌日には浙江農林大学を訪問し、交流を行いました。同大学は教員1千7百名、学生・院生2万3千人を擁する農学系総合大学で、充実した教育内容と多くの先端的研究の実施で中国有数の大学です。同大学副学長の張教授より、信州大学との今後の一層の交流希望が示されました。
以上の通り、今回の訪問は信州大学農部と中国浙江省農業科学院を初めとした、中国の研究、教育機関との国際交流の一層の進展に極めて有意義なものとなりました。
交流協定の趣旨および連携・協力事項は、次のとおりです。
【趣旨】
・本国際協定の締結によって、相互の国際共同研究の推進や、教職員及び学生・院生の交流を一層推進する。
【連携・協力事項】
・国際共同研究推進に関する事項
・学生及び大学院学生の相互交流に関する事項
・教職員の相互交流に関する事項
・その他、両者が必要と認め連携し、協力することが適切と判断される事項