4月30日 7人がイネの苗床(育苗プール)作りに参加
平成24年度第2次ボランティア派遣活動報告(2012.4.30)
参加者 7人
教員:渡邉 修
学生:食料生産(3年2人、2年2人)、森林(2年1人)、応用生命(2年1人)
現地対応者:相澤博文(栄村復興支援機構「結い」)、横倉地区営農組合長
作業内容
9時から栄村横倉地区(JR横倉駅横)の仮設住宅前の広場でイネ育苗用のプール作りを実施。
広場は除雪されていたが、周辺には多くの雪。この冬の豪雪ぶりを物語る。
イネの苗作りは地域により千差万別で、横倉地区では水田で育苗する水苗代ではなく、畑で育苗する畑苗代と水苗代の利点を組み合わせた折衷苗代というやり方。
ビニールハウス内で苗を育てられると苗の育ちがよいのだが、豪雪地帯ではビニールハウスを常設しておくのは困難なので、春先に、広い場所にビニールシートを敷いて苗床を作り、その上に苗箱を並べ、苗作りが終わると撤去する作業を毎年繰り返す。
苗の生育を均一にするには、苗箱を置くビニールシートが完全に水平になっていないといけない。
だから、ビニールシートを敷く前に草を完全に取らなければいけない。
今回お手伝いしたのは、苗代にする空地の草取りとビニールシートを固定するパイプ設置の作業補助。パイプは土木工事の足場用のもので、非常に重く、移動・設置が大変であった。
空き地にはイネ科雑草のスズメノカタビラが繁茂していたため、手作業ですべて根ごと抜き取った。除草だけで作業時間の8割以上を要した。
現場では、夏期に除草剤で雑草防除が行われているが、春先のスズメノカタビラ防除はなかなかうまくいっていないのが現状。おそらく来年も繁茂するだろう。
長時間の手取り除草は若い学生でもしんどい作業で、中高年者にはなおさら。
多くのボランティアの参加で除草作業は午後3時前に終了し、地元の人から感謝された。
参加学生の感想(活動報告書シートから抜粋)
【よかったこと】
稲作にはいろいろな作業があることを学ぶことができた。
【改善すべきこと・気がついたこと】
砂を運ぶ重機が移動するときに危険を感じた。
【申送り事項】
なし