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4月30日 栄村箕作地区・小滝地区でイネの育苗作業をお手伝い

信州大学農学部栄村震災復興支援隊(農援隊)の活動報告

参加者
教員3人:斎藤、三木、植木
学生6人:食料生産科学科(2年生2人、4年生1人)、森林科学科(2年生1人、3年生1人)、応用生命科学科(2年生1人)

 

 栄村の中でも雪解けも進みつつある標高の比較的低い地区(箕作(みつくり)地区と小滝(こたき)地区で9名が2班に別れ、農作業(イネの育苗関係)の支援を行いました。

 

 箕作地区ではイネの芽が出始めた苗箱を、苗代の中に整然と並べていく「苗伏せ」を地元の方8名とやりました。これは、苗代(田んぼ)の中に苗箱を並べて置いて苗を育てる方法で、今ではあまり見られない旧来のやり方で、地区の「絆」を維持する共同作業だそうだ。
田んぼはぬかるみ、足が抜けず思うように動けない。裸足で作業した学生もいた。
小雨混じりのあいにくの天気だったが比較的暖かく、休憩時間には地元の人達と自己紹介を交えて和気あいあいと交流した。午前中に作業は終了。

 

 小滝地区では、箕作とは異なり「プール育苗」という方法でイネの苗を育てる。
お手伝いしたのは播種作業(育苗箱の作成)と育苗プールの補修。播種作業では、体力を要する床土・覆土の入った育苗箱の積み上げ作業をしました。また、積雪でずれた育苗プールの枠を直し、底を平らにならし固める作業を担当しました。その後、ビニールシートを敷いて水を入れました。育苗箱を入れるのは5月3日と7日の予定。作業は午後までかかりました。休憩時間には、地元の人達や一緒に作業した社会人ボランティア参加者とも交流しました。

 

参加学生の感想(活動報告書シートから抜粋)
【よかったこと】
 ・農家の方と交流でき、災害の状態を詳しく知ることができた。
 ・自ら仕事を探して行動できた。
 ・役割分担して効率良く仕事がこなせた。
【改善すべきこと・気がついたこと】
 ・着替えが必要。長めの長靴の方がよい。
 ・声かけは場を活気づけるのに必要だと気づいた。
  ・公民館に集まった時にもっと農家の方と話をして、被災者の心のケアができれば良かったと思う。
【申し送り事項】
 ・水路が壊れていたので農業を再開するにはまだ時間がかかりそうだ。
 ・雨天を考慮して、カッパ等を用意すべき。


次回の現地活動予定
 5月3日と7日 小滝地区(農作業)

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