当研究室では「栽培学」という観点から、ソルガムを中心に野菜や花など様々な作物の生産に
関わる実験・試験を行っています。                                     

ソルガムに関する研究

ソルガムは‘コウリャン’や‘タカキビ’などの別名を持つイネ科穀物の一種です。人間の食用としてはもちろん、日本では動物の飼料として用いられることが多い作物です。当研究室では、ソルガムにおける

病害(スス紋病や紫斑点病)抵抗性に関する研究

引き抜き抵抗による耐倒伏性の評価・選抜

スーダングラスの再生性の評価

などを行っています。また、「緑肥としての利用」、「子実の食品としての機能性評価や加工方法」に関する研究も行っていく予定です。


紫外線と風による刺激が、病害抵抗にどんな影響があるかを実験しています


引き抜き抵抗値の測定風景

その他、飼料作物に関する研究


イタリアンライグラスの品種比較試験

ソルガムだけでなく、イタリアンライグラスやライムギ、エンバクなどの品種特性に関する試験も行っています。

 

 

 

シクラメンに関する研究
シクラメンは、長野県下でも栽培が盛んな鉢物花卉です。農学部付属AFCの構内ステーションでも長年にわたりシクラメン栽培が行われています。現在は

ミニシクラメンの施肥反応に関する試験

を行っています。施肥量によって草姿や花のつき方が変わり、嗜好性にも大きな影響があります。鉢の大きさに見合ったミニシクラメンを育てるための適性施肥量を探っています。この他、今後も様々な課題に取り組んでいく予定です。

  
施肥量が違うと見た目にもこんなに差が生じてきます。

 

 

その他の作物

ベニバナインゲンの安定・多収栽培法の開発と高品質ライマビーンの特性評価と育種素材の開発

ワイン原料となるヤマブトウの多収栽培法と高品質育種素材の開発


幅広い分野で、農業へのアプローチを続けています!