作溝直播方式


田んぼに水を溜める

水を溜めた田んぼを耕す(代かき)

いったん排水して、田んぼの泥に溝をつける
排水しないと溝ができません。溝の深さは数cm程度。

種を泥の表面にまいた後、水を溜める
種は泥の中で発芽するのではないので、発芽を助ける薬は不要。

溝が徐々に崩れて種(苗の根元)が埋まっていく
種を泥の中にまかずに、発芽してから自然に泥の中に埋まるようにするのがこの方式のミソです。
利 点
発芽を助ける薬を使わずに、種を泥の中で発芽させたのと同じような結果が得られ、倒れにくいイネを育てることができる。
欠 点
種まき後、溝が早く崩れてしまって発芽する前に種が埋まってしまうと、発芽が悪くなる。安全のために、発芽を助ける薬をつけておく場合もあるが、これでは、溝を作って撒く意味が薄れる。あまり早く溝が崩れないようにするには、溝を作る前に、泥を適度に固めておく必要があるが、その加減が難しい。