水稲直播栽培の普及面積

平成6年度の統計によれば、直播栽培面積は全国で約7800haで、イネの全栽培面積の約0.4%を占めるに過ぎません。日本のイネ栽培は全面的に田植え(移植)栽培によっていると言っても良いでしょう。

 日本には約280万haの水田がありますが、減反政策により、実際にイネが栽培されているのは約200万haです。


水稲の直播栽培の普及面積の移り変わり

戦後についてみると、昭和49年の約5.5万haが最大で、その後減少し続けたが、
ここ1-2年は減少に歯止めがかかってきている。
米の輸入自由化時代に向い、低コストの米作りが求められることから、
直播栽培面積は増加に転じることも予想される。


直播栽培の多い県(上位10県)
 県  名 岡山県愛知県熊本県広島県福井県山形県滋賀県千葉県北海道栃木県
普及面積(ha)4772415273256143141137129128119
主な栽培方式乾直湛直湛直湛直湛直湛直湛直湛直湛直湛直
 *乾直:乾田直播、湛直:湛水直播

直播栽培の少ない県(上位10県)
 県  名 沖縄県東京都和歌山県青森県徳島県岩手県鳥取県奈良県茨城県山梨県
普及面積(ha)0.00.00.31.03.06.07.07.07.19.0
主な栽培方式湛直湛直湛直*湛直*乾直
 *乾田直播と湛水直播がほぼ同面積

いずれも平成6年度統計による


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