イネの直播栽培の研究 −新しい米作りをめざして−

8.現在の研究課題

 

上の写真でも分かるように、種に薬をつけても、種の周りの泥に青くない部分(発芽にとって悪い環境の部分)も少し見えますが、このことがうまく発芽しないものがあることと深い関係があります。



悪い発芽の例
発芽に悪い環境(土壌還元条件)で発芽すると、種子が黒くなり、その後の苗の生長も悪くなります。

左の3つの種子は、発芽はしていますが、根が伸びていません。
このような状態では、いずれ枯れてしまいます。

右の3つの種子は根も伸び、葉も出てきてはいますが、種子も根も黒くなっていて、あまり生長がよくありません。


 このなことを、重要な研究テーマとして取り組んでいます。
 直播栽培で、うまく芽が出ないと、目も当てられませんから...。