[森林施業]




列状間伐 列状間伐の取り組みとその効果
 間伐は林分の健全化や目標林分の達成に向けて重要な作業であるが、近年、社会経済的理由により、従来の間伐(点状間伐)が困難になりつつある。そこで、効率化を進め、低コストで赤字をできるだけ出さない列状間伐が進みつつあるが、解明しなければならない課題も多い。本研究では、列状間伐実施林分における次回の間伐作業としての点状間伐の効果を明らかにするために、スギ人工林において林分の特徴や残存木の形質等についての比較・検討をおこない、列状間伐の有効性と改善策を提示する。
漸伐林 漸伐作業における上木の伐採による光環境の変化と更新との関係
 漸伐作業は更新期(予備伐−下種伐−後伐)において解決すべき技術的課題が多く、未だ作業法としての体系化に至っていない。そこで漸伐作業の体系化の基礎的研究として後伐に伴う光環境の変化が更新状況にどう影響したか明らかにし、今後の施業方法の検討をおこなっている。これらの基礎的研究を発展させ、更新期の施業仕組み確立へとつなげる予定である。




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