<研究テーマ>

 ・ハッカ属植物の形質転換体の作出

ハッカ属植物(ミント類)にはその精油主成分としてリモネン,カルボンを持つスペアミント(Mentha spicata  オランダハッカ)やメントン,メントールを主成分とするペパーミント(M. piperita  セイヨウハッカ),リナロール,リナリル酢酸を主成分とするオーデコロンミント(M. aquatica  ミズハッカ)がある.これらのハッカ属植物に外来遺伝子を導入することにより,親植物の精油合成系に変化を起こし,親植物と異なる精 油合成系を持つ植物体や精油の品質,収量の高い個体を得ることを目的としている.

   ・M. spicataM. piperita M. aquatica へのアグロバクテリウムを用いた形質転換体の作出

 ・シソ(Perilla frutescens)における精油生産系の環境応答性 

シソ(Perilla frutescens)は日本人にとってなじみの深い香味野菜です.近年シソの成分に抗アレルギー作用や制ガン性があることが報告されています.  植物は動物のように移動できないため,外部環境のストレスに対抗する特別な機構を備えています.私たちはこの機構とシソの精油合成系との関連について調 べています. 今までに病原菌の感染や障害に反応して作られる化合物が精油合成の酵素を誘導していることがわかりました.さらに研究を重ねて,より詳しい 知見を得たいと考えています.

    ・情報伝達物質の添加によるシソ精油成分の変化

 ・マメ科植物と根粒菌におけるシグナルの変換

根粒菌(Shinorhizobium meliloti )はマメ科植物であるアルファルファに感染し,根粒を形成して共生的窒素固定を行う土壌バクテリアである.本研究ではこのバクテリアのシグナル受容タンパ クに注目し研究をしている.

    ・根粒菌のシグナルレセプター(MCP)の機能