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【短期交換留学】【タイ】留学を恐れないで

植物資源科学コース 木滝 勇一朗さん
留学期間:2018年8月27日~2018年9月21日
留学先:タイ・スラナリ工科大学

留学先大学について:

 自分達の行った大学、スラナリ工科大学(SUT)はタイのNakhon Ratchasima県(Korat)にある。1000ha以上、外周14kmもあるタイで一番広大な大学である。あまりにも広大で、まるで街にいるようだった。大学構内には病院、ジム、スポーツ施設、コンビニ、ホテル、ごみ処理場まである。寮の数は18もあり、農場に関しては一日で回りきれないほど広い。私たちは自転車を借りて移動していた。同様に研究施設と農場の規模も桁違いで、研究施設は一つの研究室だけで信州大学農学部の5倍はあるように見えた。さらに、そのような研究室が集まった研究棟が大学には10以上存在する。研究室には学部生と院生が研究している。私たちはとにかくその規模の違いに終始驚きっぱなしであった。

学習面について:

 授業はプレゼンの授業、植物分子生物学、タイ語の3つを受けていた。植物分子生物学では少人数で講義と実験を行った。講義では根粒菌についてなどを勉強し、実験ではPCRをやらせてもらった。この授業が自分として歯がゆいものがあり、内容としては自分たちのやっているものより少し進んでいて、さらにそれを英語、タイ語でやるものだから理解が追い付かない場面が多々あった。言語をかみ砕いていくというのと、内容を新しい知識として習得することを同時に行うのは予想以上に集中力が必要だった。そしてタイ語のクラスでは他の留学生と共にタイ語の勉強をした。近いということもあるのか、カンボジアの生徒が多かった。他に研究室を週ごとに4つ回ることができ、実験の手伝いや見学をした。研究室の院生はみんなフレンドリーで丁寧な指導をしてくれた。彼らは本当に自分たちの助けになってくれて、同時に自分たちも信州大学の留学生と積極的に関わっていくべきではないかと思った。

生活について:

 平日のスケジュールはぎっしりで、授業や研究室など忙しかったが、休日は旅行なども行けた。食事は、大学周辺はとても安いが観光地は日本と同じくらいだった。また、唐辛子が多くとても辛い料理が多かった。しかし、味はおいしいし辛さもじきに慣れていった。自分たちはそこまでお腹を痛めたりしなかったが、風邪はひいてしまった。住まいに関しては大学の留学生用の寮に二人一部屋で暮らしていた。基本的なものはあったが、向こうでハンガーや食器など調達した。

留学で得たこと:

 色々あるけど一番は自信だと思う。タイという未知の土地で一か月、先生もいない中で過ごすのは怖かったが、意外と何とかなったし、コミュニケーションも心でなんとかなることがほとんどだった。休みはタイ国内を旅行できたし、今後は一人でアジアのどこかに飛ばされても、生きたいように生きれるんじゃないかという自信がついた。でもこれは、タイ人がフレンドリーというのもあるから、タイでよかったというか、タイが好きになれたというのが一番の得られたものなのかもしれない。

後輩へのアドバイス:

 外国人とのコミュニケーションで留学に不安を感じている人は多いと思うけど、意外と何とかなる、というどっしりとした気持ちで構わないと思う。実際自分は英語を話せないようなタイ人とも踊りで仲良くなれたりしたし、とにかくコミュニケーションは恐れるものじゃないということを伝えたい。

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