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卒業生からのメッセージ

食料生産科学科

渡辺 純  平成20年卒業

生物学の動物に関する分野に興味があり、畜産について学びたいと思い、信州大学農学部への進学を決めました。自然に囲まれ広大なキャンパスと農場を持つこの大学では、教室で講義を受けるだけでなく、実際に農作物や家畜に触れながら実習を受けられるので、より深い知識を得られます。現在、動物生体機構学研究室に所属し、ニワトリにおける摂取行動調節機構の解明を研究テーマとしています。
学会発表前などは夜遅くまで研究室に残り実験をしていることもありましたが、興味のあるものに打ち込むことで充実した大学生活を送ることができました。自分の研究テーマの更なる探求と、将来の目標である研究職に就くために大学院へ進学しました。研究テーマの探求は遠く厳しい道のりになると思いますが、この経験が自分を成長させると信じています。大学では自分の興味があることについて、より深く学ぶことができます。自分の目標に向かって切磋琢磨し、充実した大学生活を送って下さい。

垂澤 和憲  平成7年卒業

「農学を学び何かを成し遂げたい」、広い視野を持てる人物になりたい」と信州大学農学部に入学した高校生当時の私を懐かしく、また当時の自分の選択に間違いなかったと感じます。大学生活では恩師、先輩、友人に恵まれて多くを学び、何物にも代え難い時間を過ごしました。 私は専攻研究でリンドウの育種に取り組みました。論文や複雑な測定機器に頭を抱えたり、実験中の植物を食い荒らすネズミに悩まされたりしました。夜遅くまで実験をしていると、隣の研究室から夕食の声がかかり、研究室の垣根を越えた付き合いがありました。時に一人でゆっくり人生を考えたいと思えば、アルプスの山河がその環境を与えてくれました。
現在、農業高校の教師として、将来を支える高校生とともに色々なことに挑戦しています。その発想力の礎は農学部で過ごした時間です。伊那谷は冬の寒さは厳しいですが、夜空の星はどこよりも美しく輝いています。信州大学農学部の学問は果てしなく厳しいです。でも、皆さんの将来を輝かせてくれることでしょう。

森林科学科

大平 杏美  平成19年卒業

農学部森林科学科での4年間で、森林を多角的な視点から学ぶことができました。私は当初、森林よりも農業に興味がありましたが、農業をより広い視野を持って学びたいと思い、森林科学科を選びました。私が創造していた以上に、森林科学科には様々な分野があり、新しい興味もたくさん生まれました。それが現在、しごとで知識の一部として役立っています。
また、農学部は講義や研究など屋内での学習の他にも、建物を出るとすぐそこに広々とした自然が広がっています。アカマツ林やカラマツの木など実物がすぐそばにあるので毎日がフィールド学習であり、とても恵まれた環境でした。信州大学農学部でぜひ、たくさんの発見や興味関心を見つけて、充実した大学生活を送ってください。

柴原 崇  平成14年卒業

皆さんは、森林科学を学ぶことは「森林のスペシャリスト」になることかとお思いでしょうが、私は「森林のゼネラリスト」になることだと思います。現在、森林を取り巻く環境は大きく変化し、その問題に取り組むには様々な知識と経験が必要となります。そのためには、いろいろな視点で森林を見ることが大切です。森林を見るということは講義とフィールドが合わさってこそできるもので、森林科学科ではその二つが実現できるところです。
農学部キャンパスの周りはフィールドに恵まれており、それに呼応した講義・演習課目があります。「森林のゼネラリスト」になるには十分な環境です。私は在学中、南アルプスの山の中から、伊那谷の用水路までフィールドを駆け回り、大学で学ぶことができました。そのことは今でも貴重な経験であり、卒業後は学んだことを生かした仕事に携わる機会を得ることができました。
ここでの経験は、卒業した後の皆さんにとって大切なものとなり、様々な場で活躍されることでしょう。
皆さんが充実した学生生活を送り、森林のゼネラリストになることを期待しています。

応用生命科学科

古旗 賢二  平成2年卒業

バイオテクノロジーという言葉が盛んに持てはやされるようになった'80年代後半、私は信州大学農学部に入学し、博士課程を含めて8年間、伊那キャンパスにお世話になりました。周りには発展途上国に何年も行ったりするような個性的な人間が多く、酒を酌み交わしていると話は尽きませんでした。たぶん信州の大自然が、各々の個性を引き出し、豊かな人間性を育んでいるのでしょう。また、色々な意味で雑音が少なく、何にでも打ち込める環境も魅力です。
私はサッカー部に所属していましたが、全国大会出場は良い思い出となっています。研究室では、キノコの研究に没頭しました。なんとキャンパス内にボコボコとキノコが生えているのです。最新機器を使った成分解析も行い、とても充実した研究生活を送りました。今は静岡県立大学で食品・栄養に関する研究、教育を行っていますが、その礎となっているのは信州大学での様々な経験です。これからも信州大学の地域性を活かした魅力的な研究が展開されていくでしょう。皆さんはその担い手となるのです。

鈴木 泰裕  平成19年卒業

私は以前から目標であった、より一層専門的でやりがいのある研究を求めて大学院に進学しました。
私の研究テーマは蕎麦アレルギーを改善できる新規な糖タンパク質を創製することでした。食品由来成分を用いて病気に立ち向かうことは、農学分野の特色であると考えられます。
現在「色と健康」は非常に注目されており、食素材に恵まれた信州でこのような研究に携われたことに大きな喜びを感じています。また、指導教員や研究室のメンバー、周りの環境にも恵まれ、学会賞や農学部賞を授賞し、心身ともに充実した日々を送ることができました。
研究室で過ごした3年半は、研究面でも研究以外の面でも私を大きく成長させてくれたと感じています。

大学院機能性食料開発学専攻

松田 典子  平成17年卒業

健康ブームの影響から、食品の健康効果に興味を持ちこの専攻を選びました。
修士論文では、ブドウのポリフェノール成分を研究していましたが、カリキュラムを通して、果物以外の食品の機能性についても学ぶことができました。
現在は、製薬会社で腸内細菌と健康との関わりについて研究しています。在学中とは、研究内容が異なりますが、物事のとらえ方や実験のまとめ方など、基礎的な部分は共通しているので、大学での経験が役に立っていると感じています。

服部 恭尚  平成13年卒業

機能性食料開発専攻(独立専攻)での二年間での最大の収穫は既存の専攻の枠を越えた広範な研究分野について学ぶことができた点です。例えば、連携講座で企業において現役で活躍されている客員教員の先生方の講義(商品開発の実例・特許戦略など)を聞けただけでも自信の将来に非常に有益だったと感じています。また、研究の面でも大学において基礎的な研究が行われていることは当然ですが、企業との共同研究など応用的な研究が活発に行われていることも本専攻の特徴です。実際、私の行った研究も特許化されて今後の産業化への展望が開けつつあります。

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