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松本キャンパス環境ISO学生委員会 オオハンゴンソウの駆除活動に参加しました

2016年08月25日(木) [活動報告]





  7月23日(土)に霧ヶ峰で行われた「AQUA SOCIAL FES」に参加しました。このイベントでは諏訪湖の水源である霧ケ峰高原に繁茂している外来種のオオハンゴンソウの駆除を行いました。オオハンゴンソウは育てやすいことから観賞用に、はやく成長することから道路などの盛り土流出防止のために安易に植えられてきました。このため日本全国に多く自生しています。しかし、それは繁殖力が強く、大きいもので3mにも達し、日本固有の在来種に大きな影響を与えてしまいます。そのため、すでに生えてきているものを根から抜き取り、駆除していく活動です。
  昨年の駆除重量は過去最大でした。15回目となる今年の駆除においても多くの繁茂が確認され、駆除量の大幅な低減には至りませんでした。しかし、活動当初と比べると、生息範囲は狭まっているとの事でした。この体験を通して帰化植物の継続的な駆除の大変さを痛感しました。
  このように、安易に持ち込まれ繁殖してしまったために環境が変わってしまう、そして、繁殖してしまった外来種駆除に多くの年月と困難さがあったことから、帰化植物に負い目を感じ、責任をもっていくべきだと思いました。
(松本キャンパス環境ISO学生委員会理学部 2年 水村 裕紀)