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2016.06.02 【インタビュー

【人文学部】山田 健三学部長

平成28年5月11日(水)
人文学部・山田健三(やまだ けんぞう)学部長に高崎センター長がインタビューしました。

人文学部の現状と今後の課題


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高崎センター長(以下「高」):人文学部は平成23年度に女性教員6名から5年間で3名の女性教員を採用し、平成27年5月には女性教員比率が20.5%ということで、男女共同参画に大変ご尽力いただいておりますことに感謝します。現在の人文学部の現状と今後の課題につきまして、お考え等をお話しいただければと思います。

山田学部長(以下「山」):基本的には、これまでと同じように進めていきたいと思っております。採用人事においては、男女の差をつけることはなく、能力が同じであれば女性を優先するようにしております。人文学部は女子学生が多く、様々なかたちで教員が関わります。悩み事や相談事は、どうしても男性教員だと話しにくいということもあると思います。そういうことを考えた場合に女性教員が一定数は必要です。しかし大きな問題として採用ポストに空きがありません。退職する教員が出ても、新たな採用がなかなかできないというのが辛いところです。また、現員の昇進も当然考えなければならず、希望の持てる環境を作りたいと考えておりますが、全体として極めて厳しい状況です。

高:現在人文学部には9名の女性教員がおり、教授が1名、特任教授が1名、准教授が7名になります。准教授の方の昇進の機会につきましてはどのようにお考えですか。

山:昇進は採用と同じで、男女に差はなくやっております。現在人文学部は全体として教授と准教授のバランスが悪く、その解消が喫緊の課題です。教授が非常に少ないと、学部運営等に影響が出てきます。

高:人文学部は若手教員を助教での採用ではなく、准教授での採用を行っており、すばらしいと思います。管理職に女性はいますでしょうか。

山:管理職に女性はいませんが、各委員会の長などにつきましては男女関係なくお願いしております。教授が少ないため、准教授にも委員長をやっていただいております。

高:管理職ではなくても、学部の運営に関わる女性の准教授の方もいらっしゃるということですか。

山:かなり貢献いただいております。


いきいきと働ける労働環境を目指して


山:気になることとしましては、女性に限りませんが、大学の労働環境がとても悪くなっている気がします。育児や介護といった、仕事と家庭のバランスの問題もあります。現在は学内保育園等の支援がありますが、さらに働きやすい環境にしていく必要性を強く感じています。また、教員が健康でないと教育活動・学生指導等に影響があると思います。教員が研究も行き詰まり、家庭でも問題を抱えていたら学生にも悪影響が出てしまいます。やはり教員の労働環境というものを整えないとうまく行われないと思います。

高:会議の時間についてはいかがでしょうか。夜遅くの会議はご家庭をお持ちの教員には負担かと思いますが、何かよい改善策はございますか。

yamada-jinbun02.JPGのサムネール画像山:人文学部の委員会はできるだけ夜遅くに行わないようにしています。全員が顔をあわせることが第一ですが、なかなか予定の合わないときはメール会議をやり、どうしても議論の必要がある時だけ集まるなど、皆さん工夫をしています。大学教員は研究をし、教育をするのが本分ですが、そのためには学部運営というのがどうしても必要になります。委員会業務につきましても、皆さんが協力してできるだけ負担のないようにやっていくためには、委員長の統率力が重要になってきます。現在委員会業務は単年度制で、あまり継承されない部分がありますので、全体をちゃんと把握できる工夫を現在構築中です。
また、お互いの研究をもっと知るように、教員交流を活性化させたいものです。例えば、分野ごとでもいいですし、院生も入り分野を超えた小さな研究会のようなものでもいいと思います。研究交流を通じて、学部全体の教育実態や地域貢献・学部運営の実態をもう少し透明化して、その中で協力できるところは協力していくというようなかたちになってほしいと思います。人文学部全体がまとまっていくためには、まず足元を固める必要があるだろうと思います。そういうことから、私の任期中は労働環境を少しでも改善していくということに努めたいと思います。


高:きっとそういう教員のいきいきとした姿により、学生はやる気を起こし、生きていくために必要ないろんなことを学んでいく、いいお手本になると思います。


女性教員が意見の言える環境づくり


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高:先生は女性教員の支援について、どのようにお考えでしょうか。女性教員も少し背中を押してもらうことで、自信を持ってできることがあると思うので、お考えがあればお聞かせください。

山:先ほど申し上げた研究を通しての交流というのはまさしくそこであります。他分野の方ですと研究内容が分からず非常に評価がしにくい。そして会議での発言もあまりないと相手の考えも分からず、マイナスになっていく可能性があります。一番は信頼関係と研究者としてのリスペクトだと思います。なので、個人個人の教員を育てることではなく、良い環境づくりを整えたいと思います。女性教員が委員会の委員長という立場になっていただいたり、意見を言いやすいような雰囲気を作ったり、というようなことはとても大事だと思っています。 男女がうまく補い合いながらやっていければいいです。一番は人ですから。人が気持ちよく働ける環境作りに腐心したいと思います。

高:引き続き男女共同参画を進めていただきたいと思っております。本日はありがとうございました。


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