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2016.03.04 【インタビュー

【繊維学部】下坂 誠学部長

平成28年2月22日(月)
繊維学部 下坂誠学部長に松岡室長がインタビューしました。

力を発揮できずにいることはもったいない


松岡室長(以下「松」):本日はよろしくお願いいたします。繊維学部長ご就任おめでとうございます。

下坂学部長(以下「下」):ありがとうございます。sufre-28seni1.jpg

松:男女共同参画について、まずは繊維学部の現状などをお聞かせいただけますでしょうか。

下:ご存じのとおり繊維学部は女性教員の割合が非常に低いです。

松:男女共同参画の活動を始めたときには0名で驚きましたが、3名まで増やしていただきました。

下:はい。昨年10月に1名採用して、現在3名の女性教員がいます。前学部長から引き継ぎ、急に増えるものでもないので、順次努力していきたいと思っております。大学の中で極めて女性の研究者が少ないことはもったいないと思います。また、繊維学部は女子学生の割合が約25%で、私の所属している応用生物科学科は多く、40~50%です。私が卒論・修論指導している学生は6名中5名が女性です。指導をしていると、男性も女性も隔てなくやる気ある学生がいますし、将来研究者に向いているなという女子学生もいます。ただ女性の場合は、大学院に残るのを諦めたり、大学院に残っても就職して研究を諦めたりする人も多いので、そういう学生を見るともったいないなと思います。

松:能力的には差はないですよね。

下:もちろんです。力を発揮できずにいる女性がいるというのは損失だと思います。

松:どうやって学生を育てていくのかということがとても大切で、それが女性研究者の増加に結び付いていきます。

下:私は、学生に研究者として残っていただきたいと思っているし、それを見据えて指導をしております。結婚や出産などのイベントがあるのは事実で、それが男性女性等しくあって、お互いに協力してやっていけるというのが理想でしょうけれど、社会の状況も難しいですよね。

松:そうですね、現状では難しいようです。繊維学部では女性教員を増やしたいとお考えなのでしょうか。

下:増やしたいですね。各学科に1人でも女性教員がいてくれると、将来研究者になりたい女性の相談相手になりますし、ロールモデルにもなると思います。人事は、多いときには新規採用が年間3、4件あります。今年、来年は少ないですが、2年後は6名が定年を迎えます。そこで大きくチェンジできるチャンスと考えています。

松:そのときに増える可能性はあるということですね。よろしくお願いします。

子育て経験から


松:先生方から子育てのお話を聞かれたことはありますか。センター試験の時に、繊維学部では一時保育をしていないということで、教育学部までお子さんを預けに来た男性教員の方がいらっしゃいました。需要は女性の先生だけではなくて、男性の先生にもあると思います。女性も男性も困っていることは同様にあると思っておりますが、繊維学部の状況はご存知ですか。
 
下:なかなかプライベートのことはわかっていないですね。ただ、毎朝自転車にお子さんを乗せて保育園へ預けに行かれる先生を見て、子育てがんばっているなと思うことはあります。私もそうでした。子どもとはできるだけ一緒にいたいと思っていて、毎朝幼稚園に子どもを送るという生活をだいぶ長くやっていました。出産も立ち会い、とても良かったと思っています。出産が非常に大変なことだということが見てわかるし、子育ての決意もできるし、感動しました。他にもおむつ替えなどの育児も率先してやって、いい経験ができて良かったと思っています。だから、若い先生方を応援してあげたいなと思っています。

松:仕事がうまくいくには家庭がうまくいくこともとても大事です。先生が少し気にかけて声をかけてくださるだけで、嬉しくなる先生もいらっしゃると思います。繊維学部でも、センター試験の時だけでも一時保育ができればいいなと思います。
繊維学部は女子学生が多いですが、もう少し増えても良いですよね。オープンキャンパスや受験に高校生が来た時に、信州大学って素敵と思われて、そこに女性の先生が活躍している姿があると、女子高校生が私も信州大学に行きたいなとつながっていくと思います。

下:オープンキャンパスでは女子高校生も多いです。しかし、説明者が男性ばかりなので、そこで素敵な女性研究者や先輩を見ると違いますよね。そういう意味でも、ぜひ女性研究者を増やしたいです。女性が増えて元気になってくれば、男性もまた元気になると思います。両方が生き生き働けるような場になっていくのが理想でしょう。

松:少しずつでも良いので雰囲気づくりや環境整備をお願いします。

男女共同参画活動への要望


松:男女共同参画の活動にご要望はありますか。

下:小さな集団の職場では育児休業のやりくりが難しいです。大学全体では人数がいますが、隔地学部となると小さい単位になってしまって、松本キャンパスではやれることも上田キャンパスではやりにくいところもあるように感じます。特定の業務をできる人が限られていると、私しかできないから休業できないと考えている方も多いと思います。

松:教職員のアンケート調査でも、休んでしまうと職場のみなさんに迷惑がかかるというのが一番多いです。

下:代わりの人にやってもらえるといいですが。大学全体でならばできるかもしれませんね。学系組織ができて、教育をみんなでシェアしていこうという形になってくると思います。男性も女性も働き甲斐のある職場というのが一番好ましい姿ですね。

最後に


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下:今日の話、だいぶ同感しております。これまでこういった話題で男性教員と会話したことはほとんどなかったので、話しても良いことがわかりました。話してみたら共感してくれる方もいるかもしれませんね。

松:先生が出産に立ち会ったことや育児の話を聞いたら、共感してくれる方は多いと思います。また学生には、育児は大事だよと一言おっしゃってくださるだけで変わると思います。

下:学会や同窓会のときに子育て中の卒業生に会ったときは自分の経験を話しています。

松:やっぱりご自身がやってないと言えないですよね。

下:一歩踏み出して、実際自分で体験すると違います。やったという記憶が自分に残ります。

松:育児のために長期に休む必要はないと思っています。ただ、一緒に自分の子どもの育ちを見て行くことは、自分の成長にもすごく役に立つのではないかと思っております。男性の多い学部ですので、まず男性の意識を変えていただければこの取組も進んでいくかなと思います。

下:小さな一歩でもやれるところからやっていけば変わっていきますね。

松:それを導いて下さるのが学部長だと思っていますので、ぜひよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
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