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2014.11.06 【インタビューサイト更新情報

【医学部附属病院】 本郷 一博 病院長

平成26年10月10日(金)
附属病院・本郷一博病院長に松岡英子室長がインタビューしました。


~これまでの取組について~

sufre_10-1hospital.JPG松岡室長(以下、松):病院の女性教員比率の状況はいかがでしょうか。

本郷病院長(以下、本):小児科や産婦人科は結構女性が多いし、麻酔科も女性医師がいます。まずは研修で入って、専門研修して、その後に助教ですよね。助手は少ないです。いまは助教以上の女性が24人、比率で13.3%です。

松:平成23年に女性研究者支援事業を始めたときは女性が26人いらして、15.6%でした。2名、2.3%減ですが。

本:総数が増えたということで、その影響だと思います。実際病院の職員というと、圧倒的に女性が多く9割が女性です。医師では研修医、医員は女性がとても増えてきている。いま医学部の女子学生が今年は4割近くです。年によって違うけれども、5割にかつてなった学年もあります。

松:5割になった時もあるのですか。

本:いろいろな要因があると思いますけど、学年によって女子学生の比率が随分違います。全国的にもいま女性医師が増えてきて、3割ほどになっています。信大も女子学生が増えてきているので、彼女たちが教員となる数年後は当然、非常に増える可能性があります

松:そうですね。医学部は医局に入ってすぐ助教にはなれないですよね。

本:そうですね。2年初期研修をやって、だいたい平均すると6年から7年研修して、そのあと医員で、教員になるのは30歳代から40歳代、だから多分40前後ですね、40後半で助教という方も結構います。

松:なかなか医学系は大変ですね。

本:そうですね。特に基礎系講座であれば比較的若い年代で助教など、スタッフにはなれると思います。ただ全体の比率としては少ないですね。全体の比率というのは、医学部を卒業して、基礎部門に入る医師がとても少ないのですよ。いま新しい制度で2年間は初期臨床研修をしながら大学院に入れるというように今年からなったのですが、それはひとつ研究者の増えやすい要因に、ひいては女性教員の増加につながると思います。

松:文科省の事業に採択された医科歯科系の大学では、大変努力して女性教員を増やしています。あまりに格差が大きいときには、ポジティブアクションも必要だろうと思っています。

本:病院の立場で教授選考は確実に変わってきていると思います。昨年から医学部・附属病院の公募要領に、業績や人物評価が同等であれば女性を採用する旨の一文が加わり、それは大きな進歩だと思うのです。書いてあれば意識しますし。

松:反発ありましたか。

本:たまたま話題になったことがあって、議論したこともあります。いまはルーティンで入っているし、意識が変わりつつあるのではないかと思います。年数がかかるかもしれないけれども、こういう動きが自然になってくればと思います。そのためには学生たちが、目指したい女性の先輩としてロールモデルが増えていくことが大切です。また、それぞれの部署、あるいは病院としても、女性医師が働きやすい環境は、女性だけのことではなく必要だと思います。

松:女性が働きやすい環境をつくることは、男性も働きやすいということですね。


~育児支援について~

sufre_10-2hospital.JPG松:働きやすい環境の一つとして、病院の育児支援の取組はどのようなものがありますか。

本:松本キャンパスのおひさま保育園は、もともとは昭和40年に「医学部附属病院授乳所」として開所し、病院で働く看護師が主な利用者でした。それが時代とともに、病院だけでなく他学部の教職員からも保育所に対するニーズが高まり、また大学全体の男女共同参画の流れをうけ、平成25年には規模も拡充され、松本キャンパスで働く教職員であれば誰でも利用できる素晴らしい保育園が新たに設置されました。これは病院だけでなく、大学全体として教職員の育児支援、また福利厚生にかかわる一つの大きな動きですよね。

松:病院には病後児保育はありますか。

本:あります。

松:それは病院の方だけですか。

本:具体的にいいますと、文部科学省の大学改革推進等補助金「大学病院人材養成機能強化事業」により推進されております「周産期医療人材育成プロジェクト」の復職支援の一環として、病後児保育所「あおぞら」が開設されました。分娩可能な医療機関の減少や産科医不足が叫ばれている中、周産期医療体制の安定化は重要な課題です。「あおぞら」は、周産期医療に携わる教職員だけでなく、病院で勤務する全ての教職員が利用できます。

松:病後児保育が信大全体に広がるといいですね。また、子育て中の方に対しては、暖かく見守ってあげるといったような雰囲気が大事だと思いますが、なにか考慮していますか。

本: それはやっています。20年30年前は言えなかったけれど、いまは子どもの入学式とか、お迎えだから会議のほうをキャンセルすることはあります。それは女性だからということではなくて、共働き夫婦の子育てに対しての配慮は結構していると思います。昔はそんなことは当然言えなかった。確実に変わってきています。



~これからの男女参画について~

松:女子学生の研究者指向は以前と比べて変化はありますか。

本: 男性女性というよりは個人のモチベーションでしょうか。ゼミをやっていても本当に優秀な学生が多い。女子学生も多いし、熱心です。

松:医局から、だんだんと上がってこられるように、トップがそれを意識してるかどうかで違ってくると思います。

本:全体的に意識が高まってきていると思います。働くときも病院に女性医師がいた方がいいのではないでしょうか、3、4割ぐらいでもいいのかな。女子学生が4割ぐらいですから、女性医師も同じくらいの比率だととても自然になるでしょうね。

松:病院も患者さんは女性のほうが多いくらいですよね。平均寿命は女性の方が長いので、お年寄りは女性が多いですよね。

本: そういう意味で女性医師に診てもらいたいという、女性が増えてくるというのが自然の流れでしょうね。

松:そうですね。きょうはありがとうございました。

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