ホーム > お知らせ > 【全学教育機構】 村上 好成 機構長

お知らせ News

2014.11.04 【インタビューサイト更新情報

【全学教育機構】 村上 好成 機構長

平成26年8月8日(金) 
全学教育機構・村上好成機構長に松岡英子室長がインタビューしました。


~当たり前の男女共同参画~

sufre_00-1kikou.jpg松岡室長(以下、松):全学教育機構は女性教員の採用に最も協力をしていただいています。取組についてお伺いします。

村上機構長(以下、村):全学教育機構の採用に関しては、この2年間で女性が4人で、男性は2人です。女性限定の公募もやっています。それは私がなるべく女性をという気持ちがありまして。

実は私は学生結婚しました。妻は研究者なのですが、長女が1歳の時彼女は宮城県塩釜市にある国立の研究所に主任研究官として就職しました。それから6年半私は、1か月に1度は塩釜まで、当時7時間かかるのですけれども通っておりました。その間に長男も産まれました。妻の専門は海洋物理学ですから、例えば2週間ほど観測船に乗って出ていくこともよくありました。私が1週間はなんとか休んで、あとの1週間は大阪の母を呼んだりしてずっとやってきたのです。

当初は当然長野県内での就職を考えていたのですが、応募しても女性だから落とされる。「君はだんなが教員で勤めているからいいじゃないか、君を採用するということは男性一人の職を取ることになるんですよ。」と言われて泣いて帰ってきたこともありました。そのように妻の県内就職は困難でした。それで長野県で同居してお互いが働くのは無理だよね、じゃあ全国どこへでも行ってお互い仕事をやろうよということになりました。
ですから男女共同参画というのは当たり前中の当たり前で、これ以上やりようはないだろうなというくらい私はやっていましたから。


松:本当にご夫妻が対等に尊重し合っているというとこがすごいですね。それで機構長として、女性をたくさん採用する計画を立てて下さったのですね。機構の女性教員比率は12人で25.0%と、すばらしいです。

村:それが普通なんですけれどね。文科省も国も3割目標にしています。到底無理だと思っていましたけれども、ようやくそういう流れが出てきましね。

松:ありがたいです。どうですか、女性が25.0%いるという状況は。

村:機構全体が女性の方を採用して当たり前という雰囲気があります。今は男子学生への教育をこれからどうしていくかです。私の授業でも、「君たち男性諸君がどういう意識を持つかですよ」ということで、私の子育ての話をちょこちょこしてます。教養科目ですので、男女共同参画の内容が含まれることをシラバスにも書いてあります。

松:先生のシラバスに男女共同参画と書いてあるのを拝見して、嬉しくなってしまって。色々な授業でやっていただくのが、学生の意識啓発に繋がると思います。そうすると機構の雰囲気は男女共同参画には積極的ということですね。

村:そう思います。仕事をやる面においても男女という意識は全くないです。私は女性が採用されて辞令を出す時に、「おそらくまだ気が付かないけれど、日本中でおそらく最高にいい職場に来られたと思いますよ。」とお話しするのです。それは1年2年経つとだんだん分かってくると思います。

松:一昨年、機構には2~3名の女性教員の増員をお願いしましたが、それ以上の4人を採用していただいています。

村:1年ほど前から一部の分野で女性限定公募を実施しましたが、その前から女性の方の採用の割合は高かったと思います。4年前、自然科学系教員に女性を採用したのですけれど、私が信大にいる30年前から教養教育の組織としてはおそらく初めてです。勿論、業績とか全く平等に判断し応募者トップの業績だったからですが、やはりこの頃からそれまで女性教員を採用して当たり前という全学教育機構の流れがさらに自然に加速されていったと今になれば感じます。その女性も妻もそうなんですけれども、自然系のなかでやっていくのに女性だから、男性だからという意識はないと思うのですね。

松:確かに理系の女性教員の採用は少ないですね。

村:もともと女性の研究者でドクターまで行ってくれる人がいないからといいますが、採用してくれる雰囲気では全くなかった。それがようやくみなさん、学部長さん方もそういう意識を持ってこられた。私はスーパーサイエンスの東京の女子高校に外部評価に行っているのですけれども、「これからあなたたちが理工系学部に進むと道が開けているんですよ、20年前、30年前なら努力をしても困難な道が、今は普通に努力していれば展開する道が開けていますよ、それを我々が大学で作っていますから」と話し、「だから是非信州大学に来てください」と宣伝することも忘れません。



~育児支援について~

sufre_00-2kikou.jpg松:会議は5時までといったキャンペーンの実施についてはどうでしょうか。小さいお子さんのいらっしゃる方が、保育園のお迎えでなかなか退室しにくいと聞いています。他にも、何かご要望ありますか。

村:おひさま保育園の延長保育はどうなんでしょうか。保育園をきれいにするというのも重要なんだけれども、一番重要なのは、子どもが病気したときの保育に尽きると思うんですよ。「熱出した、迎えに来てください。」でしょ。男性は女性に全部お任せなのでしょうけど。妻から電話がかかってきて「出張があるので明日来て。」ということもありました。急遽休講にして行かざるを得ないんですよ、塩釜まで。勿論後日補講しますけれど。その時に病児保育というものがもっと充実すべきではないかなと思っていました。ですから保育園計画の時に会議で私はその件について申し上げました。

松:そうですね、病児保育は要望がありますので取り組んでいきたいです。

村:おひさま保育園は3歳までのようですが、やっぱり年長さんがいるかどうか、子ども同士のなかで違うんですよ。子どもの中で下の子を見てあげる、そういうのもすごくいい教育なんですよね、人間教育ができる。この4月に新入生があそこを通った時、男子学生だったのですが、子どもたちがわいわいしているのを見て「お、いいな」とひとこと言ってくれたので、良かったと思って。大学1年生にとってもああいう子ども達がいるということはすごく人間教育的にプラスになるんだろうなと思います。
とにかく私は女性教員が増えて、それから結婚されて幸せにお子さんを産むというのが、理想的な男女共同参画だと思っています。我々はひたすら周りのサポートがなくやってきた、そうするとやはりこういうことをするべきですよね、こういうことは政府がやるべきですよねというだけでなく、それを自分がちょっとでもできる立場になったらやっていこうかなと思っています。


松:積極的に男女共同参画に取り組まれているお話をありがとうございます。機構長にはお願いすることがあまりありませんでした。

村:逆にこっちが、叱咤激励するというか、もっとやってくださいという感じでしょうか。

お知らせ
最新のエントリー
スフレ通信NO.27を発行しました!
育児・介護のためのガイドブック(平成29年度改訂版)を作成しました
(県からのお知らせ)「キャリアデザイン基礎講座」受講者募集
(県からのお知らせ)妊娠・出産等に関する相談窓口について
平成29年7月5日
~男女共同参画講座「キャリアビジョンと男女共同参画」にて公開講座を開催~
カテゴリー別に見る
イベント
イベントレポート
インタビュー
おひさま保育園
サイト更新情報
その他お知らせ
公募・支援情報
制度に関するお知らせ
受賞
教職員向けお知らせ
研究補助者制度
月別に見る
RSSを取得
RSSフィード
女性研究者の皆様を支援致します。026-238-4048 お問い合わせ
ページトップへ