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2014.11.04 【インタビューサイト更新情報

【医学部】 池田 修一 学部長

平成26年8月25日(月)
医学部・池田修一学部長に松岡英子室長がインタビューしました。


~これまでの取組について~

sufre_05-1igaku.jpg松岡室長(以下、松):医学部での男女共同参画推進の現状はどうでしょうか。

池田学部長(以下、池):基本的には医学部も女性が積極的に教育、研究、診療に参加してほしいスタンスはそのとおりだと思います。特に診療には女性医師の役割は大きいと思います。多分病院に来ている患者さんの半数以上が女性患者さんですね。そういう意味で女性医師の役割は大きいと思います。

松:そうすると今の女性医師の比率はどうでしょうか。

池:30代前半くらいの女性医師はかなりいますよ。けれど、そこから上の教員、研究者となると女性が急に減ってしまう。例えば講師、准教授は少ないですよね。医学科では女性の准教授は2人、講師は4人で教授は一人もいません

松:そうですね、そこも増えていくと思っていますが。

池:そこがやっぱり日本と欧米の違いなんですよね。おそらく女性のサポート体制が、日本はあまり確立していないと思います。女性が結婚し、子育てとなると医学部における診療、研究、教育と両立させることは非常に難しいことだと思うのです。いま医学部の中では決して、女性に過剰な仕事を付加しているということはないと思います。私たちは非常に女性医師に対して気遣ってます。女性医師で子どもさんがいる方に当直は免除しようとか、夜からの仕事、または研究ミーティングとかもなるべく免除しようとしていますよ。それでもやはりまだ十分なサポート体制がないという国全体の問題だと思います。

松:学部内では子育て中の女性にはある程度の考慮がされているということでしょうか。

池:かなり考慮しています。例えば医学部で働いている女性医師には、別に8時半に来なくていいと言ってます。子どもさんを送ったりしてね、もうすこし遅い時間だっていいと。あとは保育園をつくったり、いろんな形を取ってますよ。

松:子育てがあると、なかなか仕事を続けられないというのは他学部でも同じような状況です。医学部としては、女性の先生をそれなりに増やしていきたいとのことですが、大学に勤務したい女性が少ないということですか。

池:外病院のほうが、楽に働いて収入が得られます。外病院で週2日か3日非常勤のパート職員として働いても、それなりの収入を得られます。大学のレギュラーポジションで女性医師として勤めるよりは、そちらを選択する人もいます。女性医師を増やしていきたいですが、だからといってハードルを下げるわけにはいかないですし、プロフェッショナリティーの考え方の問題でもあると思います。



~これからの男女共同参画について~

sufre_05-2igaku.jpg松:日本全体として、女性の活躍はまだまだこれからですけれども、大学は先取りして、取り組んでいくという使命もあろうかと思っています。

池:研究に対して興味を持っていて、大学の教員ポジションに就きたいと思っている女性はいると思いますよ。それに対して私たちがどういうふうに支援していくかですよね。具体的には、医学教育センターとか、地域の医学教育に関する場面は、女性が相対的にやりやすい仕事なんですね、時間に追われなくて済むから。だからそういったところには積極的に女性医師を登用していくと考えています。救急医療とか、救急現場の中で、女性も男性も同じなんだといわれてもね、それはちょっと違ってきますが。

松:女性でも独身だったら緊急医療もOKですか。

池:体力が違います。男女すべて平等というわけにはいかないですよね。違うとこは違うという認識でいいじゃないでしょうか。実際には医学部の中でそういうバリアは作ってありませんけどもね。

松:そうですね、あまり区別しなくていいところで、イメージ的に男女の別があるあたりは是非変えていければいいと思います。他には、いかがでしょうか。

池:例えばこちらの基礎医学ならば、ある程度公務員としての権利として、産休とか色々な問題をクリアできるように思うんですが、なかなか女性医師がこない。この10年くらい国が地域医療、地域医療と言って、地域の大学は地域で働く医師をつくるのが主眼のようなプロパガンダをし過ぎたと思います。大学は違います、やはり研究なのです。しかし女性医師もそういうような教育をされてしまったのかもしれない。医学部で基礎研究にいる女性は2人だけです。本当はこういうところって、女性医師に向いていると思うのです。

松:文部科学省の女性研究者支援を受けている大学では医学部も活発に活動しており、環境整備などを一生懸命やっている大学にいい先生が行ってしまう。信大もようやく男女共同参画ということを公に言えるようになったので、是非応募者を増やす取り組みを考えていただければと思います。

池:その辺が医学部として、どこまでやれるかということですよね。逆におおっぴらに女性医師は夕方以降の残業はしなくていいとか、当直しなくていいとは言えないのですよ。

松:それはわかります。当然男性だって子育て中の人いますものね。

池:考慮はしています。夜家に帰って子どもを風呂に入れなくてはいけないから、今日は帰りますとか、いろんな話ありますよ。土日の行事はなるべく止めてくださいとか、土日は家族サービスがあるんでとかは結構みなさん言っていて、そういうのは外しますけれどもね。

松:応募者が少ないとおっしゃっていたので、そのへんをより多くの方がチャレンジできるような工夫ができるといいかなと、信州は自然に恵まれていいところなので、応募者が増える工夫をお願いできればありがたいです。男女共同参画推進室もできるだけの努力をしますので、よろしくお願いします。

池 わかりました。私は女性を増やすことに大いに賛成ですよ。

松 本日はありがとうございました。

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