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2014.11.04 【インタビューサイト更新情報

【経済学部】 徳井 丞次 学部長

平成26年8月8日(金)
経済学部・徳井丞次学部長に松岡英子室長がインタビューしました。


~女性にとって魅力的な環境とは~

sufre_03-1keizai.jpg松岡室長(以下、松): この数年間、男女共同参画の推進として女性教員の比率向上を目指してきましたが、その感想をお伺いします。

徳井学部長(以下、徳):そうした取組を進めていくうえで、信州大学が大都市でなくて、地方に立地しているということは幾らか不利な状況であることは否定できないと思います。ですから、先生がこの数年ご努力されているような大学としての取組に加えて、地域としての魅力があることをもっとアピールできればより女性が応募してくれるのではないかなと思っています。松岡先生からも地元自治体の行政の方にこのことを提言していただきたいと思います。

松:信州で子育てすると楽しいとか、自然の中で子育てをといったような?

徳:そうです。女性が外でも活躍しやすいという環境が整っているというのが、地域全体の魅力として、応募しやすくなるのではないかと思います。

松: その点も公募の時、なんらかの形で伝えられるようにしていければいいですね。いま経済学部の女性教員比率は法科大学院を含みますと16.7%ですが、学生さんは32.6%が女子です。

徳:私くらいの年齢から上の世代では、われわれの分野でも女性の研究者は極めて少なかったので、どうしても男性教員の比率が高い状況になっていたと思います。しかし、最近の若い世代ではだんだん女性研究者が増えてきているので、徐々に世代が入れ替わっていけば、女性教員比率が増えていくのは自然なことだし、実際にそうなると思います。

松:採用にかかわる選考委員のなかに女性がいないと、どうしても女性が選ばれる傾向が少ないというデータがありますが、いかがですか。

徳:そのようなご意見をよく聞きますが、私自身の実感では、そうでもないと思います。私どもが人事委員会を構成するときにはその委員は教授会の投票で選ばれていますが、それによって何かご指摘のような不都合が生じているとは認識していません。ですから、このやり方を変更する予定はありません。

松:もう少し女性教員を増やした方がいいなということはありませんか。

徳:私は日本経済のことを勉強していますが、今後20年先、30年先の日本社会のことを考えると、人口減少は避けられずこのままでは労働力人口が確実に減っていくわけですから、女性にもっと社会で活躍していただかなければ経済が成り立たないという厳しい現実があります。一方で、いまでは若者の同世代の約半分が大学を卒業して社会に出ているわけですから、女子学生にとっては、自分の通う大学の中で女性教員が生き生きと活躍している姿が、大いに刺激になり、彼ら自身が将来社会で活躍する励みになると思いますので、長い目でみて日本経済の衰退を招かないためにも重要な施策の一つだと考えています。

松:これからの2~3年、信州大学の男女共同参画はどんなことに力を入れていったらいいでしょうか。

徳:国が子育て支援で優良な実績を挙げている事業所を認定する制度として「くるみんマーク」の認定制度があります。この取得を目指すというのは、わかりやすい目標ではないかと思います。この認定は県内の企業でもたくさん取っていますよね。私はいま長野県地方労働審議会の会長を務めさせてもらっていますが、この制度のことも時々を審議会で話題になります。そこで信大も「くるみんマーク」を取っていますと言えないのは、少しさびしいですね。

松:先だって労働局の方から、なんで信大が取れないのですかと聞かれました。それはなんとかしたいなと思っています。子育て環境は大事ですから。

徳:信大が「くるみんマーク」の認定を受ければ、冒頭にお話ししたように、女性研究者の応募を増やすという面でも少しアピールできるんじゃないでしょうか。



~意識啓発について~

sufre_03-2keizai.jpg松:3年間、環境整備と意識啓発、次世代育成と3つの柱で女性教員を増やすという目標でやってきているのですけれども、意識啓発についてなにかお感じになっていることございますか。

徳:こういうことは続けてやっていくことが大事で、続けていることで、みんながだんだんと当たり前だと思うようになる。じわじわと時間をかけることが大切だと思います

松:シンポジウムなどを開催してきましたが、なかなか人が集まりません。なにかいいお考えはありますか。

徳:シンポジウムは、自分が主催の立場になると人はなかなか集まらないものだと身に染みて感じております。後でお帰りになる時、実は私どものシンポジウムのチラシをおみやげに渡そうかと思っていたくらいですが、シンポジウムに人を集めるのはなかなかたいへんなことです。

松:自主参加というのはなかなか難しいですね。また大きいものではなく、小さいのをいくつかやったらいいのではというご意見もいただいたりするのですけれどいかがでしょうか。

徳:シンポジウムのパネリストとして、今までは大学の執行部・管理者層の方が出ていたと思うのですが、もう少し若手の人もパネリストとして出るようにすると、同じ世代の人が出ているので「じゃあ、自分も聴きにいってみるか。」といった具合にもう少し聴衆が増えるかもしれませんね。なんといっても、30代、40代の人の方が、自分にとって身近なテーマなのではないでしょうか。

松:子育て世代の方にお話ししていただくとか、小規模で身近なイベントがいいのかもしれませんね。またそういうのを心がけていきたいと思います。

徳:さっき大都市というのは東京を念頭に置き、それに比べ地方都市は不利だといいましたけれども、もちろん大都市が好きな人がいるのは間違いないのですが、そういう人ばかりではないので、地方都市ならではのこちらの良さをアピールしていくというのが大学としても地域としても大事なことだと思います。

松:男女共同参画推進と申しましても、なかなか個別の団体や企業では難しいところがありますので、「信州大学で頑張って、信州を牽引して下さい。」と私も叱咤激励されています。そういう意味では経済学部からも是非応援していただきたいと思っております。

徳:経済学部はそれなりに女性が活躍している部局だと思います。今後は、より一層女性の活躍がみられるようになると思っています。

松:本日はありがとうございました。

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