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JSTフェア2018に出展しました(2018年8月30日31日)

「未来の産業創造」を目指した科学技術振興機構(JST)発の研究開発成果が一堂に会するJSTフェア2018が、8月30日31日に東京ビッグサイトで開かれ、信州大学アクア・イノベーション拠点もブース出展しました。

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 JSTフェアは、将来の社会経済に貢献する革新的基礎研究や産学連携成果による製品化の事例などを展示するもので、COIに参加する18拠点が出展しました。
信州大学COI拠点のブースでは、これまでの5年余りの研究成果として、信大の研究チーム・企業・研究機関ごとにポスターや開発品を展示しました。
研究の中核を担う遠藤守信特別特任教授のナノカーボン膜研究グループでは、信大で開発したカーボンナノチューブ(CNT)を使用した水処理膜モジュールを用いて、ウーロン茶の色素除去実験を実演。
モジュールを通過することでウーロン茶が無色透明になる様子をご覧いただくとともに、色素だけでなく、自然界の海水・淡水に存在する様々な有機物・無機物の除去が可能なカーボン膜の性能を紹介しました。IMG_1833.JPG
 また、カーボン膜の中で水の分子がどうなっているのかを視覚的に体感できる3D体験コーナーを設置。
水分子のシミュレーション画像を3D専用モニターとメガネで観察し、カーボン膜での海水淡水化の仕組みを体感していただきました。
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 このほか、重金属を吸着除去できる無機結晶材料を使用した蛇口一体型の浄水器や、水処理プラントの配管等に使用するカーボンナノチューブ・セルロースナノファイバー(CNF)を混練した樹脂材料製品などを展示し、社会実装に向けて着々と進む研究成果をご覧いただきました。

 今回のJSTフェアでは、この夏に頻発した自然災害を受け災害時の飲料水への膜技術の利用について質問する人も目立ち、水に恵まれている我々日本人にとっても、安心安全な水の確保が身近な問題・急務であることを再認識するとともに、信州大学の研究への期待の高さを感じました。
信州大学アクア・イノベーション拠点が目指す「安全で健康的な生活を支える水循環社会」の構築を実現できるよう、これからも研究にまい進してまいります。ご来場いただきありがとうございました。