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「フォーサイト/ホライズン・スキャニングシンポジウム~将来展望のためのオープンプラットフォーム構築に向けて~」に三浦理事が登壇 2015年9月2日、文部科学省第2講堂

 信州大学アクア・イノベーション拠点(COI)が共催する、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)主催のシンポジウム「フォーサイト/ホライズン・スキャニングシンポジウム~将来展望のためのオープンプラットフォーム構築に向けて~」が9月2日、東京都千代田区の文部科学省第2講堂で開かれ、三浦義正理事(産学官・社会連携、国際学術交流、情報担当)・副学長が、パネルディスカッションに登壇しました。

 同シンポジウムは、NISTEPが実施した第10回科学技術予測調査の結果報告及び学会等における関連する取り組みの紹介をベースに、将来を展望する予測活動やホライズン・スキャニングの在り方について議論を行うもので、約150人が参加しました。

 NISTEP前所長の桑原輝隆・政策研究大学院大学教授が「科学技術予測の発展の軌跡と今後の展開」と題し、国として唯一日本だけが取り組んでいた1960年代から、英独・OECDなどが加わった最近の科学技術予測の変遷について基調講演した後、小笠原敦・科学技術動向センター長センター長らが第10回科学技術予測調査の概要を発表。新たに加えられた将来ビジョンの予測▽分野別科学技術予測(デルファイ調査)▽国際的視点からのシナリオプランニング――の結果が明らかにされました。
 詳しくは、NISTEPのリンクを参照ください。

 続いて行われたパネルディスカッションには、石油学会、日本機械学会、日本エネルギー学会、サービス学会、研究・技術計画学会、日本学術振興会水の先進理工学第183委員会の代表に加え、桑原氏、小笠原氏(モデレーター)、信州大の三浦理事の計9人が登壇。予測が困難なサイエンス、イノベーションの両面について、学会や大学などの組織が実施する最新の試みが紹介され、予測をいかに戦略立案につなげていくかについて議論が交わされました。

 三浦理事は、今年度で最終年度を迎えた「信州大学VISION 2015」に触れ、産学官・地域連携を通じた研究力強化の一環で、アクア・イノベーション拠点(COI)を提案し、採択に至った経緯を紹介。「社会が大学に求めるイノベーション創出の要請に応えるため、信州大は各地に分散したキャンパスごとに、その地域に根ざし、世界に拓かれた戦略的拠点を構築してきた」と主張しました。

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